韓国・釜山広域市ビジネスマーケティングセミナーin名古屋?日本にいちばん近い工業団地でビジネスチャンスを?

釜山広域市ビジネスマーケティングセミナーin名古屋 詳細情報
【開催日】平成25年5月15日(水)
【時 間】14:00~16:00(受付:13:30~)
【内 容】
◆開会挨拶 釜山広域市
◆セミナー①
「釜山広域市への期待」株式会社ハマイ
◆セミナー②
「釜山広域市のこれから」釜山広域市
◆セミナー③
「求む!日本企業」?日本企業とのビジネスを望む地元企業?
− 来日企業情報 −
社名:HANSUNG PRECISION CO.(漢星精密)
代表:Lee, Jeong-han(参加者:Lee代表ほか1名)
設立:1987年11月所在地:釜山市江西区
従業員:30名
業種:機械部品加工(自動車、機械、造船部品など)
主要取引先:現代重工業、STXエンジン、MAN Diesel(Sample生産)、
ダイハツエンジンなど

※他1社(予定)

   
【場 所】 メルパルク名古屋 3F・サルビアの間
【参加費】 無料(事前登録制)
【定 員】 50名
【主 催】 韓国・釜山広域市 協力:日刊工業新聞社
お問い合わせ
日刊工業新聞社 東京支社 加藤/須藤
TEL:03-5644-7266 FAX:03-5644-7119 E-mail:korea@media.nikkan.co.jp 
地図

メルパルク名古屋

〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵3-16-16
JR中央線/地下鉄東山線「千種駅」1番出口すぐ
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優れた人的資源、バックアップ体制のある釜山広域市。
御社の新たなビジネスチャンスがここに!

釜山広域市は、人口360万を擁する韓国第二の都市です。

韓国で日本に一番近い街と言われ、釜山(金海)国際空港から名古屋、大阪、東京、札幌、福岡といった主要都市に直結しています。また、釜山(新)港は、国際港として開港以来、世界5大コンテナ港として世界物流の戦略拠点として成長しています。優れた人的資源からなる中小企業が豊富に存在し、御社のビジネスに関するバックアップ体制も備えております。

今回は、その中でも日本企業とのビジネスに積極的な2社が来日し、日本でのビジネスパートナーを発掘いたします。

新たなビジネスチャンスと捉え、皆様のご参加をお待ちしております。

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今、北東アジアに、新たなビジネスチャンス!
日韓における投資コストの比較

事例1 WILO PUMPS

■概 要
WILOはポンプと暖冷房やエアコン、水供給や排水、下水道向けのポンプシステム分野の世界的企業だ。本社はドイツのドルトムント市で、世界中に約60の拠点、6700人の従業員を擁する。韓国法人のWILO PUMPSは、韓国南東部の慶尚南道金海市に位置し、家庭用ポンプを年間100万台、産業用を10万台生産する。当社は2011年3月、釜山市域内の『美音 外国人投資地域』に3000万ドルを投じる新工場の建設計画を決めた(釜山市とWILO間の投資MOUの提携)後、2012年5月それの起工式を行った。
『美音外国人投資地域』は、 釜山・鎮海経済自由区域内に所在していて、3000万ドル以上の投資企業に対して国税を7年減免する制度がある。
釜山市はこの制度をWILO PUMPSに案内するなど行政サービスを通して、釜山に進出して来た外国人投資企業としては初めて同制度の適用を受けることになった。
WILO PUMPSは製造業としては稀に見る大型拡張投資だ。5年ほどの時間をかけて徐々に新工場の機能を拡充し、現工場は汎用品、新工場は高付加価値製品と新製品を担当する形に分業化する。
新工場が本格的に稼動することになると、パートを含め400人の従業員は、少なくとも500人規模に拡大する。さらに、家庭用と産業用ポンプの生産量を、5年後に1.5倍とし、最終的には2倍にまで増やす計画だ。
■進出背景
WILO PUMPSは、生産アイテムの9割を韓国内に出荷し、残り1割を東南アジアやヨーロッパへ輸出している。近年、韓国内で経済発展によるインフラ整備により需要が高まっている。金海市の現工場は設立後から増強を重ね、今や敷地面積1万7600平方メートル内に1万3000平方メートルの工場を擁するが、増強が限界に来ており、現工場でのこれ以上の増産は不可能と判断。そこで、『美音外国人投資地域』内に、新しく5万1698平方メートルの敷地を確保し、新工場を建設することとした。
■釜山市に決めた理由
金海空港、釜山新港とのアクセスはもちろんのこと、税金面で充実した減免制度があることや、釜山の市街地に近いため、従業員の通勤や採用面も決め手となった。Soon Saeng JeongCFOは「他の都市に比べ、企業で求められている人材を採用するのに良い環境だった」と付け加える。
人口は金海市の50万人に対して、7倍以上の360万人。さらに、23校もの短大、大学がある。 新規投資にあたり、現在地と同じ金海市内、韓国中部に位置する忠清南道の世宗市も検討したが、現工場を稼働しながらも、新工場へ順次移動することや、金海市に通う従業員の通勤の便を考えると、あまり遠くには移転できない。
さらに、『美音外国人投資地域』は敷地を50年間レンタルでき、半永久的に土地を買わなくてもいいため初期投資費用を抑えられる。
■メリット・デメリット
現工場は郊外にあり、従業員は市内から通っていた。従業員にとってはアクセスが良くなる。
また、中国や欧州から素材、部品を輸入しているため、釜山新港とのアクセスの良さは大きな競争力になる。金海空港にも近いことから、ドイツ本社から役員や兄弟姉妹会社からの関係者を招きやすい。
『美音外国人投資地域』が立地している 周辺地域は、現在開発が真っ最中なので、5月新工場の起工式を行った WILO PUMPSとしては、食堂、コンビニなどサービス施設に不十分な点も幾つかあるが、それはこの地域が整備されるににつれ順次解決されることと期待している。

事例2 TKSCT

■概 要
半導体設備関係のバルブを生産するTKSCTは、韓国の半導体産業の発展とともに成長を続けてきた。売上高は2009年が200億ウオン、10年は前期比4・3倍の870億ウオン、11年は同19パーセント増の1040億ウオンと好調に推移。売上高の20パーセントを占める海外輸出事業も好調で、こうした需要増に対応するために、釜山で追加投資を決めた。
『花田外国人専用工業団地』に1,450万ドルを投じ、敷地面積5,500坪に2,500坪の新工場を建設、9月にも完成する。従業員260人のうち、加工盤部署など約100人を新工場に配置転換する。新工場には加工機械60-110台を移転するほか、クリーンルームを整備する計画だ。
■進出背景
TKSCTは95年、韓国企業(株)泰光のバルブ事業として釜山でスタートした。08年に分社化。09年に、半導体製造装置用など精密バルブ機器の有力メーカーである日本企業、フジキン(大阪市北区)の100パーセント子会社となった。
顧客の多くは韓国内半導体メーカーで、サムスン電子、SKハイニックス、LGグループら国内大手の新規投資に、売上が大きく左右される構造である。特にサムスン電子向けは売上高の50パーセント以上を占める。半導体設備向けは品質要求も厳しいうえ、「シリコンサイクル」と呼ばれる大きな景気循環もある。事業安定化のため、11年8月には造船、原子力、火力、風力発電向けの一般産業用のバルブ事業を始めた。生産アイテム数の増加に伴い、新しい工場が必要となっていた。
また、11年3月の東日本大震災で、フジキンの生産拠点、筑波フジキン研究工場(茨城県つくば市)が大きな被害に遭ったことも背景にあるようだ。Jun Yeoup,Gu総務部次長は「品質だけなら日本の方が良いが、単価があまりにも高い。生産機能の中心は韓国にし、今後はSCTで高品質のモノを安く作り、世界中に輸出する輸出拠点にしよう、という計画もある」と話す。こうして、韓国内で新工場のための土地探しを始めた。
■釜山市に決めた理由
とはいえ「釜山市以外での投資は考えられなかった」(Gu氏)という。
バルブの素材となるステンレスは日本から輸入しているし、親会社から半製品を輸入することもある。
「空港も近く船もすぐ利用できる」(Gu氏)立地は他にない。
■メリット・デメリット
新工場は現工場から直線距離で1キロメートルほどの場所。
素材や製品の運搬コストを抑えられるほか、管理責任者が気軽に見に行くこともできる。
従業員用に出している通勤バスの運行ルートである大通り沿いであることも大きい。「我々の事業は、周辺企業の集積が重要」(Gu氏)と指摘する。
同社は一つのバルブを作るにあたり、部品や図面などを外注し管理している。こうした協力会社と、これまで同様の取引を続けられる。

事例3 韓林インテック

■概 要
韓林インテックは自動車の天井の内張りであるヘッドライニングや、カーペットなど内装部品などを手がける。
1995年に、日系自動車内外装品メーカーの林テレンプと、総合商社トーメン(現豊田通商)が合弁で設立した。本社と本社工場は金海市。07年に、釜山に所在する『智士外国人投資地域』に新工場を設立した。
ルノー・サムスン自動車向けの仕事が主力で、2010年には日産自動車向けの仕事も受注した。Sang-Yong,KimCEOはこの受注を「港に近い釜山市だからこそ実現した」と強調する。
■釜山市に決めた理由
納入先のルノー・サムスン自動車の本社、製造工場、R&Dセンターなどは釜山市江西区。金海市の本社工場からルノー・サムスン自動車の工場までは車で40分ほどかかった。釜山に工場を建設することで、この時間が15分となり、運送距離が格段に有利になった。
また、釜山市による取得・財産税の減免といった優遇策も魅力だった。また、地方都市である金海市に対し、人材採用の面でも有利になることが考えられた。
■日本との取引スタート
12年4月には、日産自動車九州工場に対し、自動車内装部品を輸出した。5月には、韓国の運送会社が運営するミルクラン(巡回集荷)も始まった。運送会社のトラックが、部品メーカー6社を巡り、韓国と九州を結ぶフェリーで日本へ輸出する。福岡からは空のコンテナを積んで戻ってくる。現地では、貿易振興のための韓国政府機関である大韓貿易投資振興公社(KOTRA)を活用し、カスタマーに対するサポートを行う。KOTRAの福岡館が6社の福岡支社の役割を担い、要望を聞く。カスタマーとしては安心して利用できるようになる。
Sang-Yong,KimCEOは「東日本大震災以後、日系の自動車メーカーから韓国企業へ見積もり依頼が増えた」と話す。韓林インテックにも引き合いが来ている。韓国企業にとって、ライバルとなるのは中国企業。「品質は韓国が上だが、値段は中国が下。運送費は釜山の方が下だろう」-と、釜山だからこそ得られる商機をにらむ。「日本向けの物流が増えれば増えるほど、釜山工場の役割は増す」のだ。
■メリット・デメリット
この地域一帯は、新しい工業団地のため、入居当時は、周囲はほとんど山、田んぼ、畑だった。大衆交通などインフラ面も整っておらず人の採用も難しかった。
今は、『美音外国人投資地域』ともつながるなど開発され、改善している。
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