東日本大震災、歴史的な円高、タイの水害と、製造業はまさに想定外の危機にさらされ続けています。研究・開発部門には、すぐさま経費カットとなって影響が及びます。平時からマーケットオリエンテッドな発想に立って、高収益を生み出すことができる、骨太で持続性のあるシーズを用意しておかないと、企業の存立基盤そのものが揺らぎかねない時代といえます。
そこで日刊工業新聞社では、大企業の研究・開発部門で豊富なマネジメント経験を積まれた方々や市場開拓の専門家を講師にお招きし、想定外の危機に対応しながらイノベーション創出につなげるための実践セミナーを企画致しました。
限られた経営資源を成長分野に戦略的に配分する一助になれば幸いです。皆様の参加をお待ち申し上げております。
13:00~14:30 第一講演 |
想定外の変化へ対応できるR&Dマネジメント 講師: 元キヤノン材料技術研究所長 村井 啓一 氏 昨年から続く激動の時代では、想定する考えから、本質を追求する考えに変革が必要になります。講演では、未来に必要となるイノベーションを生み出す、長期的な視野と本質を追究する考え方と、それを実現するR&Dマネジメントをお話しいたします。 【略 歴】
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休憩(10分間) | |||||||||||||||||
14:40~16:10 第二講演 |
軸のぶれないRD戦略の時間感覚とテーマの進捗把握 講師: 三菱化学科学技術研究センター 合成技術研究所長兼無機系機能
材料研究所長 企業での研究開発はその完成までに長い期間を要することが多い。これを成し遂げる為には、技術開発そのものが骨太で持続性を持っていることが必要だと思う。そのための、スジの良い素材、課題設定のやり方、金太郎アメのようなどこで切ってもバランスを崩さないような組織、テーマ推進について考えを述べたい。 【略 歴】
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休憩(10分間) | |||||||||||||||||
16:20~17:00 第三講演 |
市場で支持を得る原理原則「ランチェスター戦略」 講師: 戦国マーケティング株式会社 代表取締役 コンサルタント いかに優れた性能、品質の製品も市場で支持を得られなければビジネスになりません。R&D部門も市場戦略、販売戦略を最低限は理解しておく必要があります。その要諦を我が国において競争戦略のバイブルといわれるランチェスター戦略に学びましょう。 【略 歴】
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