横河計測株式会社

横河計測はYOKOGAWAグループの測定器事業を担う中核会社。「測る力とつなぐ力で、地球の未来に責任を果たす。」というYokogawa's Purposeのもと、持続可能な世界の実現を目指す産業界への貢献に取り組む。

井上 真之介執行役員

信頼される測定器パートナーに

2023年度は。

「中期経営計画の最終年度にあたる本年度、業績は大きく伸長した。サステナビリティ目標を軸とした『脱炭素』『通信』『Well-being』の事業領域に加え、測定ライフサイクルを支える『サービス』をグローバルに展開。特に再生可能エネルギーやモビリティーの電動化、温暖化に伴う空調などでの消費電力、電気エネルギーの変換効率を正しく測る需要が拡大したことが追い風となった」

24年度は。

「新中期経営計画の初年度となる。この数年間でサプライチェーンの脆弱（ぜいじゃく）性が表面化し、電気自動車（EV）や次世代光通信などの成長分野では各社が機会損失を恐れ、一時的に部品・最終製品が供給過多となり流通在庫が拡大した。この調整局面も一段落し、グローバルな生産再編が加速するとみる。また、次世代通信や生体計測、エネルギー効率向上へのさらなる開発投資による需要拡大に期待している。お客様は高度化する技術開発・品質の担保・リスキリングとさまざまな課題を抱えており、これまでの高精度単品測定器の提供だけではニーズを満たせなくなっている。当社は最も信頼される測定器パートナーとなるべく、営業のみならず技術、経営陣も、お客様との対話を通じ『正しく測る技術 PRECISION MAKING』をもって価値提供を進める。未来課題の解決をお客様と共創していきたい」

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