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Vol.2

アールエフ、福島・須賀川に歯・医科向けX線画像システムの新工場


11月に稼働する東北事業所

 アールエフ(長野市、丸山次郎社長、026・225・7700)は、11月に福島県須賀川市で新工場を稼働し、歯科や医科向けデジタルX線画像システムといった製品を生産する。デジタルX線を中心とした主要大型製品の生産体制を強化。2014年度までの投資額は約11億円を計画する。地元から積極的に雇用し、14年までに120人を採用する。長野県外の自社工場は初めて。
 アールエフは須賀川市の越久工業団地内にある他社が使っていた旧物流センターの土地・建物を6月に取得した。敷地面積は約1万4800平方メートルで、建築面積は約4900平方メートル。新たに「東北事業所」として改装し、設備を導入して11月から生産を始める。
 東北事業所では歯科用デジタルX線コンピューター断層撮影装置(CT)システム「NAOMI―CT」、医科用デジタルレントゲンシステム「NAOMI」、産業用デジタルX線非破壊撮影装置「NAOMI―NX」などを生産。生産能力は年間1500台。開発、資材、広告などの部門も新設する。将来は長野本社と同等の規模まで拡大する方針。
 アールエフのデジタルX線画像システムは低価格に加え、省スペース、高画質、低被ばくといった特徴を持ち、開業医を中心に支持されて業績を伸ばしてきた。12年から「生命を守るX線」をテーマに掲げ、X線事業を強化している。
 新工場の稼働に合わせて新規で30人を雇用する。続いて13年に50人、14年に40人を追加採用する予定。  創業以来、海外に生産移管をしない方針を掲げており、今後も国内での人材育成と技術蓄積を念頭に入れ、国内生産にこだわる。
(企業HP:http://www.rfsystemlab.com/
【2012年 10月 25日(木)付 日刊工業新聞より】

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